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3月の本。

皆さん、お久しぶりです。部長の高倉です。
少し遅くなってしまいましたが、3月に行った定例書評会のレポートをお送りします。

幹事の臼井由美さんにバトンタッチ!


こんにちは。今回はメンバー最年長のわたくし、臼井由美が担当いたします。
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3月の定例会は3月30日、二子玉川にある『スパダリ』で開催しました。
オリーブオイル&バルサミコ酢のショップの奥にカフェが併設されたおしゃれなお店です。

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さて、本題に入ります!

今回の課題図書は『きみはいい子』(中脇初枝著 ポプラ社)です。
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私はメンバーの中で唯一「母親」という立場なので、担当の際はぜひ「母と子」をテーマに含んだ本を選びたいと思っていました。

「親」の立場ではないメンバーたちはどんな感想を持つだろう? と、とても興味があったからです。

「学級崩壊」「虐待」「姥捨て山」…事前に漏れ聞いた情報から、「これは重すぎるかも」と敬遠していましたが、「手にとってよかった」と思える1冊でした。

▼「自分にも何かできるのではないか」と話してくれたのは、髪を切ってイメ-ジチェンジした最年少の江里子ちゃん。
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▼「小さな思いや りが人を救うことがあるかと思うと、一歩間違えばお節介といわれそうなことも場合によっては必要かも」と、香織ちゃん。
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▼そして、部長の優子ちゃんは「自分がどれだけ愛を持って育てられ、幸せな幼少時代を送ったかを知り、当然だと思っていたことがそうではなかったと気づいた」と語ってくれました。
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みんなの感想をまとめると、こんな感じ。

・人は誰でも「ただ愛されたい」という思いとともに生きているということ。

・親でなくても、社会の一員として悲痛な叫びに応えてあげられるのではないかということ。

・何らかの事情で親が愛情を注げないのであれば、それ以外の大人が守ってあげればいい。


「母親」である私は、こんなことを思いました。

親は日々迷いながら子どもを育て、子は「こんなふうにして欲しくなかった」という思いを大人になっても引きずって生きます。

この本のなかにも「子どもの頃、親にどのくらい愛されたか」を手繰り寄せる大人たちが登場しますが、やはり親と子には、お互いの思いを摺り寄せる時間が必要なのだと。

もしかすると、それは「母親」である私ならではの読み方、感じ方だったかもしれません。

読んでいて辛くなる場面もありますが、読後感は悪くはなく「優しい気持ち」を呼び起こしてくれる本でもあります。

みなさんもぜひ手にとってみてください!

また3月から、「私のコレクション=ワタコレ!」を持ち寄って、紹介することになりました。
次回はそれぞれが持ち寄った本についてアップします。

どうぞお楽しみに!
# by girls-book | 2013-04-22 23:29 | 活動日誌

2013年の抱負。

ご無沙汰しております、部長の高倉です。

新年の挨拶が遅れましたが、あらためまして……。
昨年中は大変お世話になりました!!!

それにしても、あっという間に1月も終わりに近づきましたね~。

「時が流れるのって、なんて早いんだろう!」

そう感じるのは年末だけでなく、年が明けてからも同じです。
とくに、年度末の3/31まではめまぐるしいスピードで過ぎてゆくような気がします。

さて我ら東京女子書評部、年末にブック・パーティを開催して以来、小休止の状態だったのですが、
いよいよ、2013年も活動スタート!

まずは、今年の抱負を書き記しておきたいと思います。

1、去年以上にたくさんの本を読み、熱く語り合いたい。

2、作家さん、書店員さん、編集者さんを招いて語り合いたい。

3、本を通じて「人」と出会い、その方とも熱く語り合いたい。

4、東京のおいしいお店とコラボして、楽しいイベントを開催したい。

5、語り合うこと以外に、書評も書いていきたい。


以上です!
とかなんとか書きながら、もっと「あれがやってみたい」という欲が出てくるかもしれませんが(笑)。

みんな本業があるため、一緒に読める本は限られてくると思いますが、
楽しい読書、そして楽しい書評会になるように活動してゆきたいです。

「ゆるゆるだけど、真剣!」がモットーの東京女子書評部を、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
# by girls-book | 2013-01-25 10:00 | つれづれ

“TAN-SU”に「クリスマス・ブック・パーティー」が紹介されました

年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

2012年を振り返り…ではないのですが、先日の「クリスマス・ブック・パーティー」が、古舘プロジェクトの情報発信メディア“TAN-SU”(たんす)に紹介されましたのでご報告です。

参加者の皆さんの笑顔が本当にステキ。秘蔵ショットもいっぱいです。

TAN-SU「社交タンス倶楽部」コーナー
http://tan-su.com/contents/01stclub/index.html

それから、みんな何の本を持ってきたのか知りた~い!というご要望が多かったので、皆さんが持ってきてくださった本をまとめてみました。

「パーティ参加者の皆さんが選んだ本」
http://girlsbook.exblog.jp/17047507/

年末年始もぜひ読書ざんまいの幸せな時間を!
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2013年も引き続きよろしくお願いいたします。
# by girls-book | 2012-12-30 12:51 | 活動日誌

パーティ参加者の皆さんが選んだ本

こんにちは。部長の高倉です。

取り急ぎではありますが、12/8(土)のブック・パーティで参加者の皆さんが挙げてくださった本の
タイトルと感想(ない場合も)をお知らせします!

個性いろいろ、本当に「本は人なり」ですね~。


【料理、料理エッセイ部門】
●『いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓』
岡西 克明 (著)岡西 松子 (著) 講談社 
http://amazon.co.jp//dp/4062136872/
参加者コメント「食にまつわる幸せなお話で、読んでいていつもほっこりするので」(女性)

【マンガ部門】
●『リストランテ・パラディーゾ』
オノ・ナツメ (著) 太田出版
http://amazon.co.jp//dp/477832014X/
参加者コメント「美味しい食事と恋愛の『幸せ』って女子にとっては近いポジションにある気がして選びました」(女性)

●『ヒーシーイット―アクア』
ウィスット・ポンニミット (著) ナナロク社
http://amazon.co.jp//dp/4904292022/
参加者コメント「シンプルな中に深遠な人生哲学が!! でもマンガです」(男性)

●『臨死!! 江古田ちゃん』
瀧波 ユカリ (著) 講談社
http://amazon.co.jp//dp/4063144135/
参加者コメント「女子が多いという事で、男性誌のマンガを持ってきてみました。これは”哲学書”です。笑」(女性)

●『おいピータン!!』
伊藤 理佐 (著) 講談社
http://amazon.co.jp//dp/ 4063259137/

●『きのう何食べた?』
よしなが ふみ (著) 講談社
http://amazon.co.jp//dp/4063726487/
参加者コメント「食べることは生きること。食が丁寧だと生き方も丁寧。生き方は食に対する姿勢で培われるということを教えてくれる本でオススメ」(女性)

【ビジネス、自己啓発部門】
●『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』
四角大輔 (著) サンクチュアリ出版
http://amazon.co.jp//dp/4861139716/
参加者コメント「夢を追い続ける大切さ、本当に自分が求めていることをよく理解することが書かれているから」(女性)

●『前田義子の迷わない強運哲学』
前田 義子 (著) 小学館
http://amazon.co.jp//dp/4093423628/
「ステキな女性から『読んで欲しいと思って』とプレゼントして頂いた本なので」(女性)

【小説部門】
●『臨場』光文社
横山 秀夫 (著)
http://amazon.co.jp//dp/433474303X/
参加者コメント「人間味あふれるストーリーに涙があふれてきました」(女性)

●『年下の男の子』
五十嵐 貴久 (著) 実業之日本社
http://amazon.co.jp//dp/4408550302/
「クリスマスが近いので、恋がしたくなる本を選びました。今の年で感じるリアルな恋愛観にも共通できるし、23歳当時の自分の恋を思い出してせつない気持ちにもなれたから」(女性)

●『奎章閣閣臣たちの日々 (上)(下)』
チョン・ウングォル (著)  佐島 顕子 (翻訳) 新書館
http://amazon.co.jp//dp/4403220614/
参加者コメント「とても読みやすく、楽しくてマンガのようにさらさら読める」(女性)

●『白夜行』
東野 圭吾 (著) 集英社
http://amazon.co.jp//dp/4087474399/
参加者コメント「おもしろいです。(暗い話ですが…)」(女性)

●『くっすん大黒』文藝春秋
町田 康 (著)
http://amazon.co.jp//dp/416765301X/
参加者コメント「音楽を聞く感じで文章が読めるから」(男性)

●『ラッシュライフ』
伊坂幸太郎(著)

【ノンフィクション、デザイン、その他部門】
●『TREASURE YOURSELF』
ミランダ・カー(著)

●『ジョン・レノン家族生活』
西丸 文也 (著) 小学館: 改訂版
http://amazon.co.jp//dp/409381001X/
参加者コメント「今日(12/8)がジョンの命日であり、縁を感じたから」(男性)

●『大往生したけりゃ医療とかかわるな』
中村 仁一 (著) 幻冬舎
http://amazon.co.jp//dp/4344982487/
参加者コメント「ちょっとシュールですが、死に対する考え方、捉え方のチョイスが1つ増える本だと思います」(女性)

●『世界のパンチカラー配色見本帖』
橋本 実千代 (著) 城 一夫 (著) ザ・ハレーションズ (著) パメラ三木 (翻訳)
パイインターナショナル
http://amazon.co.jp//dp/4756240712/
参加者コメント「デザイン系の仕事じゃなくても、世界の色を旅する事ができるから。色には救い、癒し、生きる力をもたらすパワーがあるからです」(男性)

●『妖怪草紙―あやしきものたちの消息』
荒俣 宏 (著), 小松 和彦 (著) 工作舎
http://amazon.co.jp//dp/4875021399/
参加者コメント「目に見えないものへのオソレ、敬意を思い出そう!と3.11から思っていたこともあり」(女性)

【児童文学・絵本部門】
●『コンチキ号漂流記』
トール・ハイエルダール (著) 神宮 輝夫 (翻訳) 偕成社
http://amazon.co.jp//dp/4036501003/
参加者コメント「小学生の頃から何度も読み返した本。読みやすい冒険ファンタジー。でも全て事実。文化人類学の観点からも価値ある一冊」(男性)

●『不思議の国のアリス』
ルイス キャロル (著)  Lewis Carroll (原著) 金子 国義 (翻訳) メディアファクトリー
http://amazon.co.jp//dp/4840100241/
参加者コメント「装丁が本当に美しい本だから」(女性)

●『せんねんまんねん』
柚木 沙弥郎 (イラスト) まど みちお
http://amazon.co.jp//dp/4652040660/
参加者コメント「3分以内で読みきれる絵本です」(女性)

●『わたしとなかよし』
ナンシー カールソン (著) Nancy Carlson (原著) 中川 千尋 (翻訳) 瑞雲舎
http://amazon.co.jp//dp/491601670X/

●『ありがとう』
石津ちひろ(作) メグ ホソキ(画)
# by girls-book | 2012-12-26 12:59 | 活動日誌

クリスマス・ブック・パーティのレポート!

こんにちは。部長の高倉です!

ちょうど1週間前になりますが、12月8日(土)に三宿のレストラン「ラテール メゾン」を借り切って、
「第1回クリスマス・ブック・パーティ」を開催しました。

こういった大掛かりなイベントは初めてだったので、
メンバー一同、「本当に集まっていただけるのだろうか……?」とすごく心配していたのですが、
蓋を開けてみたら、なんと満員御礼! しかも男性7名も参加していただき、賑やかなパーティとなりました♪

年末のお忙しいなか、わざわざお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました!!! 
心から感謝申し上げます。

では、さっそく簡単ではありますが、当日のレポートです。

▼まずは、ワインとソフトドリンクで乾杯!
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5つのテーブルに分かれ、それぞれが持ってきた「推薦本」を3分間でプレゼンしていきます。
小説、童話・絵本、エッセイ集、ビジネス書、マンガ、デザイン本、写真集……とにかく多彩!
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その後、各班から代表を1名選び、決勝プレゼン大会を行いました。
また、ご自分で書かれた本を紹介いただいたり、なかにはモノマネを披露してくださった方も(笑)。

皆さん、「本について語り合うなんて生まれて初めて!」「緊張したけど、意外としゃべれた」
「ぜったい自分では選ばない本を知る機会になった」「友達ができて嬉しかった」なんて嬉しい声もちらほら。
何より楽しそうな顔で語り合っていらっしゃった姿が印象的でした。

アンケートに書いていただいていた言葉で言い得て妙なり、と思ったのはこちら!

「本は人なり!!」 単なるプロフィール紹介より面白いです。

本当にそうなんですよねー。
好きな本には人柄が表れて、にじみ出て、隠しきれないものなのです(笑)。

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▼当日、こんな賞品を用意させていただきました。
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●ベストプレゼン賞……「1日ひとつ、いいことを書き記す」が合言葉の「いいね365ダイアリー」2013年版。
●顧問・森浩美賞……『家族の言い訳』(双葉社)、『ひかりのひみつ』(角川書店)※各サイン入り。
●井上荒野賞……来年1/27(土)に公開される同名映画の原作『つやのよる』(新潮文庫)サイン入り。
●東京女子書評部賞……年末に嬉しい収納ブック『美的収納プログラム』(KKベストセラーズ、草間雅子著)

ほか、お楽しみ抽選会を開催し、ワインやコスメなどをプレゼントさせていただきました。
ちょっぴり早いクリスマス気分を味わっていただけたならば幸いです。

まだまだ書きたいことは山ほどあるのですが、今回はこのあたりで!
改めて、アンケートに書いていただいたメッセージなどを紹介していきますね。

ひとつお知らせなのですが、
「未来につながるアイデアの引き出し」というキャッチコピーでおなじみのウェブサイト「TAN-SU」で、今回のパーティを掲載していただけることになりました。12/25(火)アップ予定ですので、ぜひチェックしてください~!(TAN-SUからも、丸本莉子さんのデビューシングル『片思いライダー』のCD4枚をプレゼントしていただきました。ありがとうございます!)

さらに!当日参加してくださった方が、ご本人のブログで丁寧なレポートを書いてくださいました。
感激です! ありがとうございました(^-^) 

tinydropさん
「小さなしずくの毎日」

また最後の最後になりますが、会場の「ラテール メゾン」のスタッフの皆さま、大変お世話になりました!!!

※All photo by Joju Yasuhide
# by girls-book | 2012-12-15 10:20 | イベント

読書好きのメンバー(整理収納アドバイザー、編集者、ライター、カフェバーのオーナー4名)が不定期で集まり、ジャンルを問わない1冊の課題本について座談会スタイルで語り合っています。題して「本のある女子会」。


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