3月の「わたコレ!」

これまでは「今月の課題図書」として1冊を選び、その本について語り合うのみでしたが、
せっかく読書好きが集まる会なのだから、それぞれのおすすめ本も紹介し合ったら有意義かも!

というわけで、3月から「わたコレ!」=(わたしのコレクション&これおすすめ)のコーナーを作りました。

なかなかに、個性あふれるラインナップになったのではないかと思います。
興味がわいたらぜひお手にしてください。

●臼井由美の選書『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(佐々涼子著・集英社・1575円)
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国際霊柩送還士という職業をこの本で始めて知りました。海外で命を落とした人を日本に送還し遺族の基に送り届けるのです。日本人の遺体に対する感覚と海外のそれではかけ離れたものがあることや、壮絶なドラマが日々繰り広げられていることが伝わるノンフィクション。海外旅行の保険を、いい加減に考えることのリスクを違う側面で知ることとなりました。※写真で手にしている本は『間抜けの構造』(ビートたけし著・新潮新書・714円)です。こちらもおすすめ!

●高倉優子の選書 『世界から猫が消えたなら』(川村元気著・マガジンハウス・1470円)
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余命わずかの主人公の前に、陽気でちょっぴり軽薄な悪魔が現れる。彼は大事なものを引き換えに、命を1日延ばしてやるというのだけれど……。チョコレート、電話、映画、時計、そして猫。この世に、そして身近な場所に、当たり前に存在する物や人がもし消えてしまったとしたら――。わたしにとって消えてほしくないものって何だろう? 明日世界が終わるなら何がしたいかしら? 本当に大切な人は誰だろう? そういう本質的なことを考えさせられる小説でした。

●麻田江里子の選書 『読書力』(齋藤孝著・岩波新書・756円)
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読書することで何ができるようになるか、わかりやすく、端的に教えてくれる本です。
「読書は、完全に自分と一致した人の意見を聞くためのものというよりは、“摩擦力を力に変える”ことを練習するための行為だ」「人間の総合的な成長は、すぐれた人間との対話を通じて育まれる。身の回りにすぐれた人がいるとは限らない。しかし、本ならば、現在生きていない人でも、優れた人の話を聞くことができる」など、印象的な文章がたくさんありました。今までは読書に興味のない人から「なんで読書が好きなの?」と聞かれたときに「なんとなく…」と口ごもっていたけれど、これからは胸を張って人に読書を勧められそう! と思えた1冊です。

●涌井香織の選書 『『われに五月を』(寺山修二著・角川春樹事務所)
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5月生まれということもあり、毎年5月になると読み返しています。今年、没後30年を迎える寺山修二が22歳のときに紡いだ詩・短歌・俳句など、瑞々しい作品が詰まった1冊。私たちの世代だけではなく、現代の若者の心にもきっと働きかけるものがあるはずなので、年代を問わず皆さんに手にとってほしいです。

▼おしゃれなドリンクやスイーツがガールズトークに花を添えます♪ 今回も楽しかったー!
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構成:臼井由美
写真:東京女子書評部
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by girls-book | 2013-05-27 12:50 | 活動日誌

OL、経営者、整理収納アドバイザー、編集者、ライターなど。読書好きのメンバーが不定期で東京のカフェやレストランに集まり、1冊の課題本について座談会スタイルで語り合っています。題して「本のある女子会」。


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